方向音痴の人は空間認識能力や空間認知能力が低い、または劣っているといわれています。
しかし、それはなぜなのでしょうか?
そして、どのような関係があるのでしょうか?
今回は、空間認識能力と方向音痴の関係について考えていきます。
空間認識能力や空間認知能力って何?
まずはじめに空間認識能力が、どのようなものであるのかを整理していきます。
- 見えていない部分も考えられる
- 3次元空間を正しき認識し、立体図などの絵をかける
見えていない部分も考えられる
空間認識能力は物体を観察するだけでなく、見えていない部分も想像することができます。
例えば、あなたの家や知っている建物を想像してみてください。
その建物を想像したときに空間を正しく認識できるなら、その建物がどのような形状をしているかを想像することはできます。
なので、立方体の内部に何があるか、もしくはそれがどうなっているかといったことを想像するには、空間認識能力が必要となってきます。
3次元空間を正しき認識し、立体図などの絵をかける
空間認識能力には、3次元空間を正しく認識することが重要です。
なので、先ほども説明した通り、想像した建物の図を簡単にでも書けます。
また、2次元の平面上に描かれた物体を3次元の立体図に描き直すこともできます。
このようなことができるのは、空間認識能力がある、または高いことの証明になるのです。
空間認識能力が関係している理由
- 空間認知能力が低いと、自分が今いる場所を正確に把握することが難しくなる
- 空間認知能力が低いと、周囲の環境を把握することが難しくなる
- 空間認知能力が低いと、新しい場所を覚えるのが難しい
- 空間認知能力が低いと、地図などの道具を使いこなすことができない
空間認知能力が低いと、自分が今いる場所を正確に把握することが難しくなる
空間認知能力が低い人は、自分が今いる場所を正確に把握することが難しくなります。
例えば、新しい場所に行った時に、
どの方向を向いているのか、どの場所にいるのかがわからず
迷子になってしまうことがあります。
また、地下鉄やバスなどの公共交通機関を利用する時にも、
乗り換え先の駅や路線を正しく把握することができず、迷ってしまうことも考えられます。
空間認識能力が低い人は自分が今いる場所を正確に把握することができないため、日常生活に支障をきたすことがあります。
なので、方向音痴と関係していると考えられます。
空間認知能力が低いと、周囲の環境を把握することが難しくなる
空間認知能力が低い人は、周囲の環境を把握することが難しくなります。
例えば、大きなショッピングモールや百貨店などの複雑な建物内を歩く時に、
どの方向に進めば目的地にたどり着くのかがわからず、迷ってしまうことがあります。
また、野外でキャンプなどをする時にも、周囲の地形や風景を正しく把握することができず、危険な目に遭うことがあります。
空間認知能力が低いと、新しい場所を覚えるのが難しい
空間認知能力が低い人は、新しい場所を覚えるのが難しくなります。
例えば、新しい職場や学校に行った時に、建物内の配置や部屋の場所を覚えることができず、迷ってしまうことがあります。
道をすぐに覚えるのは、ほとんどの人が難しいです。
しかし、方向音痴の人は、空間認識能力が普通の人より低いので、新しい場所や道を覚えるのが苦手だと考えられます。
空間認知能力が低いと、地図などの道具を使いこなすことができない
空間認知能力が低い人は、地図などの道具を使いこなすことができないことがあります。
例えば、地図を見て目的地に行く時にも、地図の読み方がわからず、道に迷ってしまうことがあります。
また、GPSを使用する時にも正しい方向を向いていなかったり、周囲の環境を誤認していたりすることもあります。
方向音痴でない人と比べて、地図を見ることも少ないように思います。
なので、地図などを使いこなすのが苦手のように考えます。
空間認識能力を鍛える方法
- 立体パズルや立体模型をつくって遊ぶ
- 3Dゲームやボードゲームをプレイする
- 新しい場所を歩いて探検する、またはシミュレーションで練習する
立体パズルや立体模型をつくって遊ぶ
立体パズルや立体模型を作ることで、空間認識能力を鍛えることができます。
立体パズルは3次元空間を正確に認識して、パズルのピースを配置する必要があるため空間認識能力を鍛えるのに役立ちます。
また、立体模型を作ることで、物体の形状や構造をイメージする練習にもなります。
たとえば、ルービックキューブなどがおすすめです。
これは自分で考えてやらなくても、動かし方を見ながらやっても効果があると思っています。
これらのことを練習すれば、空間認識能力を高めることができるはずです!
3Dゲームやボードゲームをプレイする
3Dゲームをプレイすることで、空間認識能力を鍛えることができます。
3Dゲームはリアルな3次元空間を体験することができるため、空間認識能力を高めることができます。
ゲームの中でおすすめなのは、オープンワールドや探索ゲームです。
しかし、あくまでゲームを楽しくプレイすることが大事ですよ
新しい場所を歩いて探検する、またはシミュレーションで練習する
新しい場所を歩いて探検することでも、空間認識能力を鍛えることができます。
新しい場所を歩くことで、周囲の環境を正確に把握し自分の位置を認識する練習になります。
家の近くから探索してみてはいかがでしょうか。
まとめ
空間認識能力は、私たちが日常生活の中で行う様々な行動に必要不可欠な能力です。
正確に物体を認識し、3次元空間をイメージすることができれば、立体的な問題を解決することができます。
空間認識能力を鍛える方法は、以下になります。
- 立体パズルや立体模型をつくって遊ぶ
- 3Dゲームやボードゲームをプレイする
- 新しい場所を歩いて探検する、またはシミュレーションで練習する
これらの方法を試してみてください。
すこしでも空間認識能力を鍛えるのに役立てば幸いです。