方向音痴の人の中には、極度の方向音痴で悩んでいる人もいると思います。
日常生活で困ってしまうこともたくさん起きてしまいますよね。
日常生活に支障がでてしまうと「私は病気なのでは?」と考えることもあるかもしれません。
そこで、この記事では「極度の方向音痴は病気かどうか」調べた内容をまとめてみました。
結論、極度の方向音痴は病気ではないと考えられます。
ではなぜ生活に支障がでるくらいになってしまうのでしょうか?
極度の方向音痴の原因は3つ考えられる
方向音痴の原因と症状についての研究や論文を参考に、3つの理由が考えられます。
- 脳の損傷や発達障害
- 遺伝や環境の原因
- 経験不足
脳の損傷や発達障害
脳の損傷や発達障害によって、方向感覚を制御する脳の領域に問題が生じ、方向音痴になることがあるようです。
たとえば、脳卒中や脳外傷が原因で脳の一部が損傷を受けた場合、方向音痴になることがあります。
また、発達障害の特徴をもつ人は、方向感覚を正確に把握することが難しい傾向があるようです。
ただし、方向音痴の原因などに関することは明確になっていない部分が多いので、一概には判断することはできません。
くわしいことは専門家に聞く必要があるのでさまざまな情報を鵜呑みにしないようにしてください。
遺伝や環境が原因
極度の方向音痴には、遺伝的な要素や環境的な要因が関わっていることがあります。
遺伝的な要素によって、空間把握能力に影響し方向音痴になることがあります。
また、環境的な要因では方向感覚を鍛える機会が不足したり、逆に過剰に刺激を受けたりすることが原因とも考えられています。
たとえば、都会で育った人たちは、建物や道路がたくさんあるので目印としてわかりやすく、方向感覚を鍛える機会が少なくなる場合があったり、
一方で、田舎で育った人たちは、自然の中で遊ぶことが多いため、方向感覚を鍛える機会が多いと考えることができます。
また、スマートフォンやカーナビなどの技術が進歩した現代社会では、方向感覚を鍛える機会が減少しているという指摘もあるようです。
経験不足によるもの
方向音痴の人たちは新しい環境で方向感覚を失いやすく、迷子になりやすい傾向があるようです。
また、よく通る道や地図を使っても迷子になることがあります。
なぜなら、同じルートを通ることがすくないので方向感覚を鍛える機会が減ってしまうからです。
ほとんどの人は一回で道を覚えることはできません。
なので、同じルートを通ることでだんだんとコツをつかめるようになっていきます。
経験不足によって方向音痴になる人は、方向感覚を鍛えることで改善することができます。
たとえば、新しい場所に行くときは地図を事前に確認したり、周囲の風景をよく観察したりすることが有効なので意識してみてください。