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方向音痴の生態

認知症と方向音痴は関係している?症状から2つの関連性を調査!

  • 認知症に方向音痴も含まれますか?
  • 方向音痴と認知症は違いますか?

道に迷ったり、わからなくなったりするのは

認知症と方向音痴のどちらにも共通しているように感じます。

なので、認知症と方向音痴は同じようなものだと考えられます。

しかし、似ているだけで実際は異なります。

認知症と方向音痴の違いを詳しく探っていきます。

認知症と方向音痴は異なる

2つの違い

認知症と方向音痴の違い

認知症と方向音痴は、目的地への道を見失うという共通点がありますが、実は異なる状態です。

  • 目的地へ上手く行けないのが方向音痴。
    目的地自体が分らなくなるのが認知症

方向音痴は、目的地へ上手く行けないという特徴で

一方、認知症は目的地自体が分からなくなってしまいます。

つまり、目的地や目的そのものを思い出せなくなるのです。

認知症と物忘れの違い

夕飯の内容を思い出せないことは、私たちにとってよくあることです。

これは一時的な物忘れと考えられます。

しかし、認知症では、夕飯を食べたこと自体を思い出せなくなります。

つまり、食べたことがあるかどうかすらも記憶できなくなるのです。

物忘れは一時的なものですが、認知症では記憶そのものが失われてしまうのです。

認知症と方向音痴はすこし関係している

関係性があるのか

どちらも認知機能が関係している

認知症と方向音痴は、一見すると関係がないように思えますが、実は少し関係しています。

どちらも認知機能に関係しており、脳の働きに影響を及ぼしています。

認知症は、記憶や思考力、判断力などの認知機能が低下する症状です。

脳の一部が正常に機能しなくなり、日常生活に支障をきたすことがあります。

「アルツハイマー病患者における空間認知機能と方向音痴の関連」(2012年、日本認知症学会)
この研究では、アルツハイマー病の患者さんと健常者を対象に、空間認知機能と方向音痴の関連を検討しました。
その結果、アルツハイマー病の患者さんでは健常者に比べて空間認知機能が低下しており、方向音痴の症状が認められたとのことです。

2012年、日本認知症学会「アルツハイマー病患者における空間認知機能と方向音痴の関連」

以上のことから、認知症と方向音痴は関係していると考えられます。

方向音痴は認知症の初期症状

方向音痴は、認知症の初期症状として現れることがあります。

認知症が進行すると、思い出せないことや物忘れが増えるだけでなく、空間把握や方向感覚も低下してしまいます。

方向音痴の人は道に迷ったり回り道をすることが多く、目的地への道を見失ってしまうことがあります。

これは、脳の一部がうまく働かなくなるために起こる現象です。

方向音痴が継続している場合、その背後には認知症の可能性があるため、注意が必要です。

認知症の可能性があるのはどんなとき?

タイミング

名前や言葉、出来事などを忘れる

認知症の可能性があるとき、まず気になるのは名前や言葉、出来事を忘れることです。

これは、一時的な物忘れとは異なります。

たとえば、親しい友人の名前を思い出せなかったり、昨日何を食べたか思い出せなかったりすることがあります。

これらの忘れ物は、普段ならすぐに思い出せるものであっても、認知症の初期症状として現れることがあります。

道を覚えるのが難しくなる

もう一つの認知症の可能性があるときのサインは、道を覚えることが難しくなることです。

方向音痴とは異なり、目的地への道を見失うだけでなく、道そのものを覚えることができなくなります。

これは、脳の一部が正常に機能しなくなるために起こる現象です。

例えば、あなたが新しい場所に行くために地図を見ても、道の記憶が定着せずに何度も迷ってしまうことがあります。

通常なら、地図を見て目的地へのルートを覚えることができますが、認知症ではその能力が低下してしまいます。

道を覚えることが難しくなる場合は、認知症の可能性があることを考える必要があります。

自分はボケていないと思う

認知症の可能性があるとき、自分自身はボケていないと思うことがあります。

多くの人は、自分の能力や記憶に自信を持っているため、認知症の兆候に気付きにくいのです。

しかし、他人からみれば、明らかな変化や忘れ物が見えることがあります。

例えば、あなたが親しい人に「最近、名前を忘れることが多いね」と指摘された場合、

自分はボケていないと思いたいかもしれませんが、その指摘はあなたの認知症の可能性があることに気付いているからなのかもしれません。

自分自身を客観的に見つめ、周りの人の指摘に真剣に向き合うことが重要です。

認知症と方向音痴のまとめ

認知症と方向音痴には共通点がありますが、その違いは重要です。

方向音痴は目的地への道を見失うだけですが、認知症では目的地そのものを忘れてしまいます。

物忘れは一時的なものですが、認知症では記憶そのものが失われてします。

方向音痴は認知症の初期症状のひとつになることもあるので、すこしは関係していると考えられます。

認知症と方向音痴は異なる状態であり、それぞれに対する理解が重要です。

もしあなたが認知症かもしれない場合は、診断を受けることをおすすめします。

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